牧場

喜多牧場では現在成牛880頭、育成牛800頭の乳牛と、豚80頭を飼育しています。その他に、羊が2頭、犬が2匹、猫がたくさん。 30名を超えるの牧場スタッフみんなで愛情を込めてお世話をしています。

搾乳

喜多牧場は朝5時からと、夕方5時からの2回搾乳が行われます。
搾乳舎(ミルキングパーラー)は16頭Wパラレル方式。1列16頭が左右に並び、3名の作業者によって行われます。乳牛(家畜)と、生乳(食品)の両方を扱う場所なのです。衛生管理にとても気を遣う作業です。

哺乳

喜多牧場の牛たちは、みんな喜多牧場で生まれた牛ばかりです。他の牧場からの導入が無いおかげで、伝染病の発生リスクも低減するので安心です。母牛からの免疫いっぱいの初乳をお腹一杯飲ませて健康に育っています。
生後10日から約2ヶ月間は自動哺乳装置(哺乳ロボット)で飼育管理し、省力化にも努めています。

餌やり

牛には胃が4つあって、第1胃にはたくさんの微生物やバクテリアなどの”むし”が住んでいます。食べたエサをそのむしたちが発酵させて、消化・吸収できるアンモニアや糖に変えてくれます。牛飼いはむし飼いとも言います。むしたちはいつも同じ環境を好みます。そのため喜多牧場では、飼料分析された餌をコンピューターで設計し、お腹の中のむしにも牛にも優しい最適な、TMR(混合飼料)として1年中与えています。

草地・飼料畑

健康な牛を飼うためには良質な牧草が必要です。良質な牧草を育てるためには、健康な土作りに努力しなければなりません。よく発酵した糞や尿を畑に還元し、豊かな土作りをしています。
畑を耕し種をまき、肥料を与え、太陽の光を沢山浴びた良質な牧草や飼料用トウモロコシを育てます。
作物の成長や収穫作業は、天候に大きく左右されます。
牧場の仕事は、自然とともにあるのです。

繁殖業務

喜多牧場では人工授精、受精卵移植などを自分たちで行っています。繁殖は「牧場の未来を創る仕事」です。その分やりがいと責任があり、新しい命が宿った時の喜びは大きいです。
発情発見には人の目だけではなくセンサーも使い、見逃しを減らすことで繁殖成績の向上に役立てています。 また、妊娠鑑定もエコーを用いて自分たちで行うことで、技術の精度の確認、改善につなげています。

バイオガス発電

牛舎から出た排泄物や、牛たちが食べ残したエサも、私たちにとっては大切な資源です、これらを集積・発酵させて発生した「メタンガス」を利用し、牧場内で発電事業を行っています。
発電した後に残る「消化液」と呼ばれる液体は、実は良質な肥料。これを畑に還元することで、資源がぐるぐると回る「循環型酪農」を実現しています。

豚の飼育

牛乳と飼料用トウモロコシのサイレージをエサに豚を育てています。
1年中外を走り回り、のびのびと育った豚は、牧場内にある加工場で製品化され、皆様にお届けしています。
紋別市内にある野菜農家さんから廃棄野菜を頂き、エサとして利用するなどフードロス問題にも取り組んでいます。

循環型酪農への取り組み

「バイオガス」とは再生可能な生物由来のガス資源です。当社では牛の糞尿を発酵させ、メタンガスを生成させることで、発電を行っています。
電気はすべて電力会社へ売電し、残った発酵液(消化液)は優秀な肥料となり、農地へ還元されます。

バイオガスで発電した電気は電力会社へと売電し、年間約8,000万円の収益を生んでいます。

また2021年からは新しく「固液分離機」を設置し、圧搾した糞を牛床の敷料として再利用する取り組みをはじめました。